所蔵品展「西陣織で彩る平安絵巻」
2024年4月3日(水)~8月28日(水)
10時~16時
休館日 毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌火曜日)
西陣織会館3階 西陣織史料室
入場無料
平安王朝の雅やかな世界。その中心となってきたのは、西陣が織り成してきた衣装といえるでしょう。絹と養蚕、機織りの技術が伝わり、平安期に華開いた華麗な織物は、都が京都にあったことと深くかかわっています。
今回、王朝文化の衣装美を今に伝える作品として、江戸時代以降から近代の所蔵品を展示します。宮中女性の正装である十二単をはじめ、平安期から身に着けていた男性の狩衣など、古代裂を含めて品格を備えた優美な装束を紹介します。
源氏を通して優雅に平安の世界を描いた紫式部。平安期に想いをめぐらせながら、悠久の歴史と伝統によってはぐくまれてきた西陣織を是非ご覧頂ければ幸いです。
西陣織史料室(3F)
常設展エリアでは、京都市指定文化財である木製ジャカード機(国産第1号機)をはじめ、明治期における西陣近代化の経緯を伝える貴重な展示品を紹介しています。
企画展エリアでは、年に3~4回、テーマを設けて展示を行っています。帯、きもの、几帳、裂地、貼交屏風、美術的工芸品など、西陣織の伝統美の数々をご覧頂くことができます。