所蔵品展「貼交屏風に見る西陣織
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2025年1月4日(土)~3月30日(日)
10時~16時
休館日 毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌火曜日)
西陣織会館3階 西陣織史料室
入場無料
西陣では、織物を屏風に貼り合わせ、記念や記録として残しておく習わしがあり、この屏風を貼交屏風(はりまぜびょうぶ)と呼んできました。
元々屏風は部屋の仕切りとして、風や視線をさえぎる日本の伝統的家具の一つですが、美しい西陣織の裂地を貼り交ぜることにより、美術品としての価値を高めています。
貼交屏風は、大きな裂地見本貼とも言えるもので、能装束裂、帯地、きもの地、金襴裂、名物裂、絣裂など、多数の織物がバラエティー豊かに貼られており、しかも同じものは一つとしてなく、意匠や色彩など、非常に見応えがあります。
長い歴史と伝統に磨かれてきた技術の高さと美しさを表す貼交屏風の数々を是非ご覧ください。
西陣織史料室(3F)
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常設展エリアでは、京都市指定文化財である木製ジャカード機(国産第1号機)をはじめ、明治期における西陣近代化の経緯を伝える貴重な展示品を紹介しています。
企画展エリアでは、年に3~4回、テーマを設けて展示を行っています。帯、きもの、几帳、裂地、貼交屏風、美術的工芸品など、西陣織の伝統美の数々をご覧頂くことができます。